デジタルノギスの値をPCで読み取る基板をつくってみました!【オリジナルpro micro】

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こんにちは、JLです。
今回は、デジタルノギスの値をPCで読み取るオリジナルpro microをつくってみたお話です。

デジタルノギスとは?

ノギスとは、簡単に言うと定規のようなものにスライダーが付いたものです。

このスライダーを動かして、片方のツメとツメで測定する物を挟むことで大きさを測定することができます。

アナログノギスは、目盛りを目視で確認して測定します。

一方、デジタルノギスには液晶が付いていて、測定値がデジタル表示されるので、正確な数値を確認することができます。

そんなデジタルノギスのデータを読むには

デジタルノギスのデータを読むには、Arduino pro microを利用します。

今回、84motaさんの「デジタルノギスの計測値をArduino Pro micro を使ってPCに送る方法」という記事を参考に作成させていただきました。

まったく同じように作っても良いのですが、せっかくなので、デジタルノギスを読むpro microを設計して組み立ててみる事にしました。

PCBの発注

今回のオリジナル pro microも、JLCPCBさんに発注しました。

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PCB到着

ダンボールカラーの箱で届きました。

今回発注したPCBはこんな感じのpro microになります。

汎用性は捨て、完全にノギスの値を読むためだけの構成にしました。
また、併せてステンシルも発注しました。

それでは実際に組み立てていきましょう。

組み立て開始

まずはステンシルを使用して、はんだペーストを基板に塗布していきます。

はんだペースト塗り

バッチリです!塗布が完了したら、ピンセットで部品を乗せていきます。

部品を乗せます

今回は、pro microなので、かろうじて手元に在庫があったATmega32U4-MUを使用します。

リフロー用なパーツとなっていて、手での はんだは難しい形状になっていますね。

極性などを間違えないようにしながら、部品を置いていきました。

回路図と見比べて部品の間違いなどがないか確認をしたら、リフローをしていきます。

リフローではんだ付け

以前作製した卓上リフロー装置でリフローしていきます。

何度もやってきたおかげか、PCBを下ろすタイミング等、だんだんわかってきました。

はんだ付けできました

ショートなどもなく、問題ありませんでした。

引き続き、ボタンをはんだ付けします。ボタンは裏面に接続します。

ノギスの基板へもはんだ付けを行い、実際に動作を試してみます。

ブートローダー・スケッチの書き込み

ICSP端子をあらかじめ設置しておいたので、以前作製したブートローダー書き込み(ICSP)用治具を使用して、ブートローダーを書き込みました。

書込み後、USB接続すると問題なく pro microとして認識したので、84motaさんが「デジタルノギスの計測値をArduino Pro micro を使ってPCに送る方法」の記事中で公開して下さっているスケッチを、ボードに書き込みます。

書き込みが完了すると、無事キーボードとして認識しました。

動作チェック!

それでは試しに適当なものの幅をノギスで計測してみます。

そして、pro microにつけたボタンを押してみます。

問題なく出力されました!🙌🙌🙌

◻◻◻

というわけで、今回は、デジタルノギスの値をPCで読み取るオリジナルpro microを作ってみたお話でした。

これで、色々測定しながらFusion360でデザインしていけそうです。とっても時短ですね⏰

改めて今回参考にさせていただいた記事をご紹介させていただきます。

素敵な記事を公開して下さった84motaさんありがとうございました!

また次回、機会がございましたら、お読みいただければ幸いです~

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