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こんにちは、JLです。
今回は、miyoo miniの充電スタンドをつくってみたお話です。
miyoo miniってなに?
そもそも「miyoo mini」って何?というお話になりますが、小型の中華ゲーム機(エミュレーター機)です。
ファミコンやゲームボーイやプレイステーションまで、快適な動作で遊ぶことができます。
かわいらしいサイズなので、カバンなどにもサッと入れることができ、どこでも懐かしのゲームができます。
そんなmiyoo miniのスタンド
miyoo miniは、充電にUSB-Cケーブルを使用します。
小型なので電池の持ちはそこまで長いわけではないので、割と充電をする感じになるのですが、せっかくならスッと置くだけで充電できたらいいな、というのが製作の発端です。
幸いにもmiyoo miniは底面にUSB-Cポートがあるので、細かく悩む必要なく作ることができそうです。
スタンドをデザインします
まずは、Fusion 360を使用してスタンドをデザインします。
実機のサイズを採寸した上で、微調整していきます。
また、アクリルを使用して、ちょっとオシャレな感じを目指してみます。
アクリルのカットサイズをそのまま落とし込んでみてイメージを固めていきます。
PCBを発注します
背面にUSB-Cのメス端子を配置して、上面に飛び出るような形でUSB-Cのオス端子を配置します。
そのため、専用のPCBを内部に取り付ける形になります。
今回のスタンドの内部のPCBもJLCPCBさんに発注しました。
こちらから登録すると、日本からの新規登録限定で34ドルのクーポンが貰えます。
「JLCPCB$7」と入れると$7安くなるクーポンコードもありますので、忘れずに!
作ったガーバーのzipファイルをここから送信して注文を進めていきます。
今回は、USB-C端子のはんだ付けになるのですが、ピッチが細かく、はんだ付けがかなり大変なので、PCBのほかに、ステンシルも発注します。
ステンシルは、以前作製した卓上リフロー装置で使ったようなものです。
ステンシルの発注もPCBを発注する流れに似ていて簡単です。
注文ページのSMT-Stencil をクリックして、そこの Add gerber file から基板のガーバーファイルを送信すると、基板のデータに則したステンシルを簡単に注文できます。
普通に注文すると、基板が小さくても38 x 28cmの巨大なステンシルが届くので、Customized sizeをYesにして、大きさを指定することをオススメします。
分かりやすい入力フォームが表示されるので、基板のサイズに合ったサイズを指定しましょう。
組み立て開始!
発注したPCBが届いたのでプロトタイプを組み立ててみます。
ロックダウンなどもあって物流が渋滞していたのか少しだけ時間がかかってしまいましたが、それでも2週間しない程度で届きました😄
開梱
基板とステンシルが同じ箱で届きました。まとめて作業ができるのでありがたいですね。
先述のCustomized sizeを指定していないか、20x20cmを超えている場合、別便で届くのでご注意ください。
ステンシル
この薄い鉄板に小さな穴が空いているのがステンシルです。
基板の上に重ねて、はんだペーストをのせてプラスチックのカードなどで薄く塗り広げる感じになります。
はんだペーストは今回も、MECHANICのXG-80を使用します。
容量が少ないXG-50もあります。
ぬりぬり
基板の上に重ねて塗っていきます。ズレてしまうと変なところにペーストが塗られてしまい、微妙な感じになってしまうので、作業は慎重にしていきます。
綺麗に塗ることができました。オス端子のほうの基板も塗っていきます。
とても細かい部分ですが、ステンシルの精度もとても良いため綺麗に塗ることができました。
それでは部品を置いていきます。
リフロー
問題なく載せることができたので、卓上リフロー装置でリフローをしていきます。
乗せたら準備完了です。あとは綺麗にはんだ付けされるように祈ります。
無事にはんだ付けできました
特に手直しも必要なく、無事にはんだ付けが完了しました。
2つのボードを繋いだらケースに固定していきます。
ケースに固定!
ケースに入れてみました。想定通りぴったりのサイズです。
問題がないことを確認して、ねじ止めをしていきます。
ガッチリと固定ができました。
アクリルで飾っていきます
裏面のアクリルをネジで固定します。
ちょっぴり高級な感じになりますね😊
続けて上部のアクリルも固定します。
固定できました!
雰囲気が少し締まりますね!
無事に基板もケースへの固定もできたので、動作確認していきます。
完成&動作確認!
では早速、miyoo miniを接続して充電ができるか確認してみます。
miyoo miniを接続した瞬間に充電が始まり、想定はしていましたが少し感動しました。
作ったものが無事に動くとやっぱり嬉しいですね🥰
というわけで、今回は、miyoo miniの充電スタンドお話でした。
まだ微妙な点があり、調整をしていく予定ですが、完成したらBOOTHにて受注生産を予定しています。
準備が整い次第、Twitterでもお知らせする予定ですので、もしよろしければフォロー等よろしくお願いします。
それではまた次回、機会がございましたら、お読みいただければ幸いです~