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こんにちは、JLです。
つくったモノやカスタマイズのメモに、ブログを始めてみました。
さて、今回はN64Digitalを取り付けたお話です。
N64Digitalって何?
N64Digitalは、@citrus3000psi氏、@chriz2600氏、@Woozle64氏がメンバーのPixel FXからリリースされた、NINTENDO64にHDMI出力端子を増設できる基板のことです。
9月12日に再販があり、運よく購入することが出来ました。
とりあえず、自信は半々ですが、ちょっと失敗しそうになってもなんとかできるかな、と楽観的に考えながらトライしてみました。
取り付けはカンタン?
本体を分解・改造しないといけません。
Pixel FXさんが取り付け手順をYoutubeで公開していますが、微細な箇所が多いため、はんだ付け初心者さんなどには結構ハードルが高いかもしれません…。
No Cut Modをつかう
公式の取り付け手順通りでは、本体のガワをHDMI端子が干渉しないように切り取る必要があります。
ですが、Laser Bear Industriesさんが、本体のガワを切り取る必要なく取り付けが可能な「N64 Digital No-Cut Mod」という3Dプリントパーツを販売していたので、そちらを利用することにしました。
このパーツを使うことで、本体を削ったりする手間が省けます。
左がN64のビデオ出力端子付近の部品と置き換わるパーツで、右が本体のガワを削らなくても良いように、N64 Digitalを少し浮かせるパーツです。
本体を分解して取り付け開始
まずは本体を分解します。
綺麗な青いN64を購入しましたが、汚れのない美品と謳われていたものの、隙間等に動物の毛や埃がすごかったので掃除しながら分解します。
掃除しながら分解だったため、途中まで撮影をしていませんでしたが、とりあえずオープンです。
シールドがガッチリしているため、ネジなどの部品がとても多いです。
失くしたり場所が分からなくなったりしないようにメモしながら進めていきます。
一部、埃が湿気を吸ったのか錆が発生している箇所があったため、錆が拡大しないように錆止め等を塗布しつつ分解。
ボス戦
微細なピッチにRCPフレックスを取り付けます。
まずは場所を合わせ、たっぷりフラックスを塗ります。
軽く予備ハンダを付けて、コテ先を端から軽く滑らせるようにするとうまくいきました。
1本1本丁寧にブリッジしていないか、また、接続不良がないかをテスターで確認しましたが、問題が無かったので一安心です。
エンディングまで泣くんじゃない
さて、最難関は越しましたが、まだ終わりじゃないのです。
PIFのPOR、RST、PADとフレックスをケーブルで取り付けます。
今回のN64は後期モデルに該当するため、PADの接続を、PIFのPIN16ではなく下のビアへ接続しました。
あわせて、ケーブルをフレックスへ接続します。
そして、RCPフレックスから出ている1本を、5Vに接続します。
ショートなど起きていないか念入りにチェックして、問題なければ一旦起動確認を行ってみます。
ヒートシンクを接続していないので短時間で起動・音が鳴るか・メニューが出ることを確認。
動作も問題なく、ほっと一息です。
オプションのクロックコントロールピン上げ
省略してしまってもいいんですが、ここまでやったらせっかくなので、クロックコントロールのピン足上げもします。
後期モデルなので写真のピンを上げます。
基板のリビジョンによってPICの種類が違うので、手順書などを参考に作業してくださいね。
どうやって上げようかな…と、ごはん休憩などをしながら試行錯誤。
手順動画のやり方などを参考に無事に成功しました。
最後に、ジャンパをはんだ付けしてはんだ付けは終了です。
組み立て
諸々最後に動作確認をして、問題ないことを確認したので、挟んで裂けたり断線などが起きないように、注意しながら組み立てます。
背面から見ても、N64 Digital No-Cut Modが良い感じに収まっています。
完成!
というわけで、N64 Digital No-Cut Modと、N64 Digitalの取り付けを行いました。
SwitchでN64のゲームが遊べるようにはなりましたが、一部遅延や再現性の不具合があるようなので、オリジナルを高画質で遊べるのは強みですね。
遊ぶのに伴い、HDMIキャプチャのソフトを試作したりしたのですが、それはまた別の機会に。
これからもつくったモノなどをブログにメモしていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします😊